- 2025年は再びボランティア需要が高まっている
- シニアは若年層・中年層よりもボランティアに参加しやすい
- シニアにおすすめのボランティア活動をジャンル別に紹介
- 被災地ボランティアは応募前にニーズを考慮する必要あり
アクティブなシニアが増えた昨今では、多くのシニアが社会活動に参加しています。中でもシニアの参入が増えているのが、報酬を目的とせずに働くボランティアです。
これまで培った経験をもとに活躍するシニアボランティアには、多くの団体・イベント・施設から熱い視線がそそがれています。
今回はシニア歓迎のボランティアについて解説します。何らかの形で社会に貢献したいと考えるアクティブシニアは是非参考にしてください。
目次
全国でシニアボランティアが求められている

シニアボランティアについては、過去2022年にも同様の記事を掲載しています。
ですが2022年時点と2025年現在の状況では、大きな違いがあります。
2022年のときには、新型コロナウィルス感染症の影響でボランティアの機会が減少していました。現在は新型コロナウィルス感染症が題5類感染症に位置付けられたこともあり、再び地域イベントなどのボランティアを必要とする集まりが復活しています。
もうひとつの違いはインバウンド需要の高まりです。円安傾向により世界中から多くの外国人が日本旅行で訪れているため、諸外国の人を優しく迎えて日本の良さを伝えられる、温かみのある人材が求められています。
2022年当時に比べ、2025年現在ではシニアボランティアの必要性が大きく増しているのです。
シニアがボランティアに有利な理由

単なる数合わせのボランティアではなく、どうしてシニア世代のボランティアが強く求められているのでしょうか。
シニアボランティアが若年層や中年層に比べて有利になる理由には、以下の3つが挙げられます。
1.時間の融通が利く
ボランティアを必要とするイベントは土日にもたくさんありますが、公共施設や学校などは平日が主な活動の曜日になります。
土日休みの会社で働いている人は、有給休暇を取得しないと平日のボランティアには参加できません。しかし会社を定年退職済のシニアであれば平日に出社する義務がないため、曜日に関係なくボランティアができます。
また子育て中の人だと、自分のスケジュールよりも子供のスケジュールを優先しなければならないことが多いため、なかなかボランティアにまで時間を割くことができません。
会社勤めも育児の必要性もないシニアは時間の融通が利きやすいため、ボランティア活動に十分な時間を割くことができます。
2.報酬に関係なく働いてくれる
近年はどこの企業も人材不足に悩まされています。ボランティアスタッフを募集する自治体やNPO法人なども同様に、ボランティアスタッフの確保に苦労しています。
交通費などの実費やささいな謝礼金は出ても、ボランティアは基本的に無償の労働なので、収入を得られる労働よりもさらに集めづらいという実情があります。
経済的に余裕のあるシニアであれば報酬額に関係なく働いてくれるため、シニア歓迎のボランティア募集が増えることになります。
3.「おもてなし精神」の高さ
若い人よりもシニアが勝っているところはいくつもありますが、中でも年齢からくる経験と包容力はシニアならではの利点でしょう。
観光客やイベント・施設の来訪者との接遇をする類のボランティアの際には、シニアの落ち着いた雰囲気が相手に安心感を与えます。
またボランティアの最中に予期せぬトラブルが発生したときでも、これまでの経験を踏まえた冷静な対処がしやすい可能性があります。
シニアにもいろいろな性格の人がいるため、すべてのシニアに当てはまるわけではありませんが、ボランティアで社会貢献しようと考えるシニアは平均的なシニアよりもホスピタリティ性が高く「おもてなし精神」が高い人だと考えて良いでしょう。
分野別シニアにおすすめのボランティア

ここからは多くのシニアが活躍している、おすすめのシニア向けボランティア活動をご紹介します。
ボランティアの内容により分野にわかれていますので、自分がやってみたい分野のボランティア活動を探してみてください。
観光・イベント
人と接する仕事がしたいシニアには、多くの人が集まる観光施設・イベント会場等でのボランティアがおすすめです。具体的には以下のようなボランティア活動が行えます。
| 史跡ガイド | 城などの史跡を訪れた観光客に、史跡の歴史や文化財の説明を行う仕事。歴史に興味があるシニアにおすすめ |
| 観光地同行ガイド | 観光地を一緒にめぐり、地域全体の案内をする仕事。その地域に古くから住むシニアにおすすめ |
| スポーツイベント運営サポート | マラソン大会や市民スポーツ大会などの運営サポートを行う仕事。見物客の受付や案内、交通整理、会場整備などさまざまな仕事がある。スポーツが好きなシニアにおすすめ |
街づくり・地域活動
自分の住む地域をもっと良くしたい、次世代に住み心地の良い街を残したいと考えるシニアには、街づくりや地域活動のボランティアがおすすめです。具体的には以下のようなボランティア活動が行えます。
| 美化活動 | 公園や里山、海岸の清掃活動をする仕事。駅周辺などの花壇の世話なども含まれる。朝早い場合が多いので朝活をしたいシニアにおすすめ |
| 防犯・防災パトロール | 町内会所有の青色防犯パトカーによる巡回、消防団と協力した年末夜警、春秋の交通安全運動の際の安全監視など。正義感のあるシニアにおすすめ |

福祉
高齢者や障がい者など社会的に弱い立場の人を支えるボランティアが、福祉ボランティア活動です。具体的には以下のようなボランティア活動を行います。
| 福祉施設・介護施設の運営サポート | 施設スタッフの補助的な業務の手伝いをする仕事。施設内の清掃、利用者衣類・タオル等の洗濯、配食および片付け、行事・レクリエーションの手伝いなどがある |
| 独り暮らし高齢者・引きこもり世帯の見守り活動 | 何らかの支援を必要とするが外出が難しい人や世帯を訪問し、話し相手や相談相手になる仕事。実際に支援が必要となった際は自治体や適切な支援団体等につなげる役目も担う |
| 傾聴ボランティア | 人と話す機会の少ない高齢者等の話し相手になり、孤独感をやわらげる仕事。相手の話を否定せず共感的に耳をかたむける必要があるため、おしゃべり好きな人よりも聞き上手なシニアにおすすめ |
教育・子育て支援
次世代を支える子どもや学生、その親たちの力になるたいと願っているシニアには、教育や子育てに関係するボランティアがおすすめです。具体的には以下のようなボランティア活動が行えます。
| 通学路の見守り | 登下校の時間帯に交通安全の旗を持ち児童の安全な通学をサポートする仕事。毎日の生活リズムを整えたいシニアにおすすめ |
| 子ども食堂運営スタッフ | 子ども食堂運営の全般的なサポートを行う仕事。調理だけでなく椅子や机の配置・片付け、席への案内、配膳、皿洗いなど。食事の前後に子どもたちと遊ぶことも仕事に含まれる。子ども好きなシニアにおすすめ |
| いじめ相談・悩み相談電話の相談員 | 匿名のいじめ相談や悩み相談の電話を受けて話を聞き、一緒に解決策を考える仕事。実施団体にもよるがほとんどの場合養成講座の受講や相談員認定試験の合格が必要 |
| 読み聞かせ | 図書館や学校で絵本や子ども向け物語の読み聞かせを行う仕事。各学校や自治体で開催する養成講座の受講が必須の場合が多い。絵本が好き、子どもが好きなシニアにおすすめ |
通訳
英語や他の外国語が堪能なシニアには、日本語でのコミュニケーションが難しい外国人住民や訪日客の通訳ボランティアもおすすめできます。
通訳ボランティアの活動場所は多岐にわたります。市区町村役場や保健所などの公共機関や医療現場、災害時には避難所などでも通訳ボランティアは活躍しています。
これからはますます日本で暮らす外国人が増えると考えられます。通訳ボランティアは訪日外国人の大きな助けになれるでしょう。
被災地ボランティアは需要の確認が必要

大きな災害が起きた際には、避難所で生活する人のサポートや被災地の片付けのためによくボランティアが募集されています。
しかしシニアの場合、被災地ボランティアへの応募はおすすめできません。被災地におけるボランティア活動はがれき・ごみの片付けなど体力を要する仕事が多いため、体力や筋力が衰えたシニアはかえって足手まといになる可能性があります。
自己満足のボランティアではなく、災害によって苦しんでいる人に対して本当に役立つボランティアができるか、被災地でシニアボランティアのニーズがあるかをよく確認した上で応募するようにしましょう。
まとめ

今回はシニアのボランティア活動について、2025年現在の状況を踏まえながら改めて解説しました。
ボランティアは人のためになる活動ですが、ボランティアをすることによって自分自身も得るものが多い活動です。
社会に貢献できる喜びを感じるために、思い切って何かのボランティアに参加してみましょう。
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