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老後の趣味の見つけ方。これから優先したいことは「趣味」が5割

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この記事のサマリ
  • 老後に趣味を持つことは認知症のリスクが低くなる
  • 老後に時間を費やしたいのは「趣味」が54.4%
  • 今楽しんでいることも、おすすめの趣味第1位も「旅行」

皆さん、趣味はお持ちですか?
定年退職後、仕事に費やしていた時間を自由に使えるようになったとき、これからの時間は自分のために使いたいと考える方も多いでしょう。既に趣味を持っていた方は、やっと自分の趣味に十分に時間を費やすことができます。

しかし、いざ自由な時間ができても、何をすればよいかわからず困惑してしまう方もいます。

今回は、「どんな趣味がいいのか」「どう見つければいいのか」迷っている方のために、老後にお勧めの趣味をご紹介していきます。

老後に「趣味を持つこと」の重要性

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そもそも、老後に趣味を持つ必要はあるのでしょうか?
老後に趣味を持ち、楽しむことで得られるメリット、それは認知機能低下のリスクを下げることです。いわゆる「認知症予防」です。

国立研究開発法人国立長寿医療研究センターが、60歳以上の方々に対して2年の間隔で認知機能の状態を繰り返し検査したところ、休日に「家でごろ寝」や「買い物、外食」をしている人に比べ、「趣味」をしている人のほうが認知機能低下のリスクが低いことがわかりました。

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画像引用:国立長寿医療研究センター

認知機能低下を防止するのはもちろんですが、家でごろ寝をするよりは、何か趣味を持つほうが時間を有意義に使えると言えるでしょう。

趣味を通じて家族以外の人ともコミュニケーションをとることができるのもメリットと言えます。

これからの生活で優先したいこと

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実際に、シニア世代がこれからの生活において「趣味」を重視したいという結果が出ています。

アンケート

画像引用:シニアの生活意識調査2015|ソニー生命

ソニー生命保険株式会社が毎年実施している「シニアの生活意識調査」の2015年の調査結果によると、シニアがこれからの生活で時間とお金を優先的に費やしたいことは1位が「趣味」で54.4%でした。2位の「パートナーとの絆づくり」は43.8%、3位の「健康増進・アンチエイジング」は39.8%でした。

男女とも半数以上の方が、老後は趣味に時間を費やしたいという考えています。

健康のためにも、生活を充実させるためにも、趣味を持つことは老後の生活には大切ということが言えそうです。

現在、楽しんでいること

では、現在は具体的にどんなことを楽しんでいるのでしょうか。

アンケート2019

画像引用:シニアの生活意識調査2019|ソニー生命

最新の2019年の調査結果では、シニアの男女とも現在の楽しみは「旅行」が第1位でした。

男性 女性
1位 旅行 旅行
2位 テレビ/ドラマ テレビ/ドラマ
3位 映画 グルメ
4位 スポーツ 読書
5位 グルメ 映画

女性シニアには、テレビ・ドラマ視聴や読書、グルメ、健康維持、子ども・孫と過ごす時間が人気、男性シニアにはスポーツや自動車の運転といったアクティビティが人気という結果です。

これらの結果を踏まえて、シニア世代におすすめの趣味を編集部で選んでみました。

編集スタッフのおすすめ趣味ランキング!

それでは、編集スタッフがおススメする老後の趣味をランキング形式でご紹介いたします。

第10位 – 地域ボランティア

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空いた時間を世の中のために使いたいという方には、地域のボランティアに参加することをおすすめします。

市区町村が運営する「ボランティアセンター」に問い合わせることでボランティアを紹介してもらえます。インターネットに慣れている方はYahoo!ボランティアなどのボランティアを探せるサービス利用も検討しましょう。

ただ、ボランティアは世の中の為になる素晴らしい行為ではありますが、必ずしも楽しいものとは限りません。長く続けるためには楽しさも重要だと思いますので、ボランティアとは別に娯楽の趣味を持っても良いでしょう。

第9位 – 読書

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趣味の定番である読書はいかがでしょうか。読書は集中力・記憶力・判断力の向上などの効果が期待できます。

最近では紙媒体ではなく電子ブック(アマゾンのKindleや楽天のKoboなど)が流行っており、すぐに買える、本の保管場所が必要ない、文字を大きくできるなどのメリットがあるためおすすめです。

以下のような雑誌読み放題のサービスを利用するのも良いでしょう。

第8位 – 映画・音楽鑑賞

こちらも定番ですが、映画・音楽鑑賞も素敵な趣味です。最近は月額料を払うことで見放題・聴き放題になるオンデマンド型サービスも普及しているので、自宅にいながら多種多様な映画、音楽を楽しむことができます。

また、映画鑑賞に関しては、ほとんどの映画館でシニア割があるので、外出ついでに映画館で映画を楽しむのもおすすめです。

代表的なオンデマンドサービス

第7位 – ネット配信

こちらは新しいタイプの趣味ですが、インターネットを通して自分を発信してみてはいかがでしょうか。人生を通して得た特技や知見を、若い世代などに向けインターネットを通して伝え、交流を図るというものです。

簡単な方法としてはブログ記事の投稿などが挙げられます。インターネットやパソコンに慣れた方であればYouTubeなどへの動画投稿、LIVE配信にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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第6位 – 筋トレ(パーソナルトレーニング)

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年齢を重ねると筋力は必ず衰えていきます。筋力が衰えることで腰痛や肩こり、さらには座る、立つなどの当たり前の動作まで行えなくなるというリスクが考えられます。その予防として、老若男女問わず筋トレが流行っています。

しかし、シニアの方が独学でトレーニングを行うと怪我の恐れがあるので、パーソナルトレーニングをおすすめします。パーソナルトレーニングとは、トレーナーがマンツーマンで指導に付いてくれ、トレーニングだけでなく食事に関してもその人に適した指導をしてくれるというものです。

第5位 – 水泳

水泳は全身の筋肉を使用するので消費カロリーが高く、運動不足解消や筋力アップに最適なスポーツです。

また、水中で行うので怪我のリスクが低く、シニアの方にもおすすめです。もちろん、溺れてしまう可能性もあるので、こちらも筋トレと同様に水泳教室などに通い、トレーナーの方がいる環境で行うことをおすすめします。

「泳げないから無理…」と考える人もいると思いますが、まずは水中ウォーキングからでもよいので始めてみてはいかがでしょうか。

第4位 – 楽器演奏

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老後に音楽を楽しむシニアが増えているそうです。かつて経験があった人が再開する一方で、今まで憧れていた楽器を始める初心者の方も多いです。特にピアノやギターなど、指先を使うものは認知能力低下の防止にも効果的です。

教室に通う、セッションに参加するなどで新たな交友関係を築くこともできるので、一度体験レッスンに行ってみてはいかがでしょうか。

第3位 – ゲートボール

シニアのスポーツでまず思い浮かぶのがゲートボールです。

5人1組の2チーム対抗で行われ、最後に中央のポールにボールを当てることを目的とした、ゴルフの縮小版のようなスポーツです。30分の競技時間内で平均700歩以上歩くので、楽しむだけでなく運動不足解消にも効果的です。お金もかからず、近所の公園で楽しむことができるので趣味にしやすいスポーツと言えるでしょう。

第2位 – ガーデニング・家庭菜園

退職し、自宅で過ごす時間が増えたからこそガーデニングや家庭菜園を始めるのはいかがでしょう。

ガーデニングとは観賞用の花や植物を育てるもので、家庭菜園は食用の野菜や果物を育てるものです。自宅で簡単に始められる趣味ですが、作物毎の育て方や土の種類など、突き詰めるとかなり奥深いです。

少し趣は違いますが、盆栽も海外で人気がでてきているそうです。

第1位 – 旅行

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やはり一番のおすすめは「旅行」です。先程ご紹介した調査結果でも第1位になっていました。

旅行と聞くとお金がかかり、趣味として頻繁にできるものではないと感じる方もいるかもしれませんが、行ったことのない場所に行き楽しめれば十分です。毎週、家の周りの行ったことのない場所を散歩するのも小旅行としてよいでしょう。

そして月1回、パートナーと一緒に足を伸ばして温泉旅行などはいかがでしょうか。

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自分にあった「趣味」を探す方法

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趣味は1つでなくても構いません。興味のあることにはどんどんチャレンジしていきましょう。
興味のある趣味を新たに探す方法は以下のとおりです。

インターネットで検索する

既にやりたいことが決まっている人はインターネットでの検索が一番簡単に探せる方法です。
「〇〇 渋谷区」等、趣味と地域を組み合わせて検索をすると近場の教室やサークル、活動を見つけることができます。

市民講座で探してみる

市区町村の市民講座は市民や区民のために開かれているので、安価で手軽に受けられるものが多いです。地域の方ともコミュニケーションがとれるのでおすすめです。市区町村の広報誌で探してみましょう。

身近な人や憧れの人の趣味をマネしてみる

何かを始めたいけれど何をしていいかわからない人は、身近な人の趣味を参考にして同じものを始めるという方法もあります。パートナーの趣味に一緒に参加したり、友人に誘ってもらい体験してみるのも新たな趣味と出会う1つの方法です。

かつての趣味を復活させる

「学生時代にバンド活動をしていた」「お芝居をしていた」「アメフトをしていた」など、昔取った杵柄で再度始めてみるのもいいかもしれません。かつて一緒に活動した仲間を集めて、交流を深めることもできそうです。

人生100年時代を有意義に過ごすために

定年退職をした後でも、まだまだ人生は続きます。
いつまでも元気で、生きがいをもって充実した生活を過ごすには「趣味」の存在は重要です。

若いころには関心がなかったことでも、年を重ねるにしたがって興味を持つこともあります。好奇心を持って、いろんなことにチャレンジすることをおすすめします。

同じ趣味の繋がりによる新たな人間関係ができたり、趣味に十分な時間がとれるようになるのも、シニアライフの醍醐味の1つと言えるでしょう。

ライター紹介 | 数田 Kazuta
終活カウンセラー。介護用品まで手掛ける健康器具開発メーカーでMDと営業を経験。その後、ECサイト運営企業にて健康食品と化粧品の開発・MDに従事。

 


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