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自律神経が乱れた人はアロマがおすすめ|効果的なアロマ精油を紹介

この記事のサマリ
  • 季節の変わり目やストレスで自律神経は乱れやすくなる
  • アロマの「心地よい香り」が自律神経を整える
  • 自律神経を整えるおすすめアロマ精油を8種類ご紹介

現代の日本では、不規則な生活習慣や日頃のストレスから自律神経を乱す人が増えていると言われています。

いつも健やかで快適に日々の生活を送るためには、乱れがちな自律神経を自分で整えられるように何らかの対処が必要です。

自律神経の改善にはアロマテラピーが効果的ですが、具体的には何のアロマが自律神経に効いて、どんな効果があるのでしょうか。

今回は自律神経とアロマとの関係について解説し、自律神経によく効くアロマを8つご紹介します。

季節の変わり目に自律神経を乱す人が9割

自律神経はちょっとしたことで乱れがちになります。

特に季節の変わり目には多くの人が自律神経の不調を自覚しています。

お菓子メーカーのロッテが行ったアンケートによると、20~50代の社会人の89.6%が季節の変わり目に自律神経の乱れを感じているそうです。

自律神経の乱れを自覚している人の割合

画像引用:株式会社ロッテ|自律神経に関する意識調査

会社を定年退職した高齢者であっても、自律神経の乱れには注意が必要です。自律神経は加齢により老化するため、アンケート回答者の世代よりもさらに自律神経が乱れている可能性があります。

自律神経については以下の記事でも詳しく解説しています。自律神経とはそもそも何なのかを知りたい人は参考にしてください。

→リンク「高齢者 自律神経」

自律神経にアロマが効く理由

香りを嗅ぎながら眠る女性の横顔

自律神経の乱れは生活習慣の見直しなどによっても整えられますが、できるだけ早く自律神経を整えたい人は、自律神経に効果があるセルフケアを生活にプラスしてみる策もおすすめです。

香りの良いアロマ精油には、自律神経を整える効果があります。

なぜアロマ精油が自律神経に効果的なのか、まずは理由を確認しましょう。

良い香りでリラックスできるから

良い香りを嗅ぐと、それだけで気持ちが落ち着いてリラックスできます。

自然と肩の力が抜け、気持ちの落ち着きをつかさどる副交感神経が優位に働きます。

効果が大脳へダイレクトに届くから

人間の五感の中でも、嗅覚は他の感覚と比べて大脳への伝わり方が異なります。

視覚や聴覚から伝わった情報は、思考をつかさどる大脳新皮質という部位に届きます。そのため「心地よい」と感じる前に、理性が働くワンステップが入るのです。

それに対して嗅覚から伝わった情報は、感情をつかさどる大脳辺縁系へと伝わります。「心地よい」の感情がダイレクトに伝わるので、もっともスピーディーに自律神経を整えると考えられます。

いろいろな使い方ができるから

アロマテラピーは専用の器具がなくても気軽に楽しむことができます。

ハンカチやタオルにアロマ精油を1滴たらすだけでも芳香浴ができますし、お湯やオイルに混ぜていろいろな方法で楽しめる点もアロマテラピーの魅力です。

《簡単なアロマテラピーの方法》
・アロママッサージ(オイルに混ぜる)
・アロマバス(浴槽にたらす)
・温湿布(ホットタオルに染みこませる)、他

その人の状況により適切なアロマは異なる

緑の遮光ビンを持つ手

アロマは使われている自然由来の成分により、自律神経に働きかける効果は異なります。

自律神経の中でも活動を支配する交感神経と、鎮静を支配する副交感神経のどちらを優位にさせるかはそれぞれのアロマで異なります。自分の求める作用と逆のアロマでは効果も半減してしまいます。

香りの好みでアロマを1本だけ選ぶのではなく、その時の気持ちや症状に応じた使い分けがおすすめです。

自律神経を整えるアロマ8選

案内をする美容スタッフ

以下からは、数多くのアロマの中でも自律神経に効くと言われているアロマを8種類ご紹介します。

アロマ精油を購入するときの参考にしてください。

ラベンダー

ラベンダーは、自律神経を整える効果があるアロマの代表格です。

ラベンダーの香り成分である酢酸リナリルには、別名「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを誘発する働きがあり、精神をリラックスさせる副交感神経が優位に働く効果が期待できます。

またセロトニンは脳内で睡眠ホルモンのメラトニンに変化するため、自然な眠りを誘う作用もあります。不眠症の人にもぜひおすすめしたいアロマです。

オレンジ

柑橘系アロマは全体的に自律神経を整える効果が期待できますが、特にオレンジは日本人になじみやすい香りとして人気のアロマです。

時間によって自律神経へのアプローチ方法が変わるところもオレンジの魅力です。

オレンジの香り成分であるリモネンは夜に嗅ぐと副交感神経が有利になり、リラックスして入眠しやすくなります。そして朝にオレンジの香りを嗅ぐと、今度は交感神経が有利になり活発に活動ができます。

1つのアロマで2つの効果が期待できるため、面倒な使い分けをしなくてすむ点がメリットです。

ローズマリー

ローズマリーは樟脳(しょうのう)のようなシャープでスッキリとした香りが特徴的なアロマです。嗅ぐと爽快感が得られ、精神的疲労がやわらぎます。

自律神経の中でもローズマリーは交感神経を優位にしてくれるアロマです。疲労や倦怠感を感じている人には最適なアロマですが、落ち着かない・イライラなど交感神経が働き過ぎている人にはどちらかと言えば不向きなアロマとも言えます。

ローズマリーのアロマ精油は主に含まれている香り成分によって少しずつ効果が異なります。主に市販されているローズマリー・シネオールには自律神経を整える効果以外にも血行促進作用、ローズマリー・ベルベノンには抗菌・免疫力アップ効果が期待できます。

フランキンセンス

フランキンセンスは樹木の樹皮から採取されたアロマ精油です。別名「乳香」とも呼ばれています。

フランキンセンスの主成分であるピネンを嗅ぐと、森林浴したと同じようにリラックスできます。副交感神経が有利になり、深い落ち着きと安眠効果が期待できます。

またフランキンセンスは、オレンジの項でご紹介したリモネンも含まれています。柑橘系の香りが好みでない人はフランキンセンスを試してみてください。

アロマディフューザー

マジョラム

マジョラムはスパイシーな香りが特徴的なアロマ精油です。

マジョラムの香り成分であるテルピネン-4-オールには、緊張や感情の高ぶりを鎮めてくれる効果があります。副交感神経に働きかけて自律神経が整う効果が期待できます。

なおマジョラムには強い催眠作用があるため、マジョラム精油を使ったアロマテラピー実践後には車の運転は避けてください。

ベルガモット

ベルガモットの主成分はリモネンと酢酸リナリルです。この成分はラベンダーとオレンジにも含まれているため、ベルガモットのアロマテラピーによってラベンダーとオレンジの効果を一挙に獲得できます。

自律神経を整えるアロマ精油としてはかなりおすすめできますが、ベルガモット精油には他のアロマ精油よりも皮膚へのダメージが強めだというデメリットもあります。

特に紫外線によって皮膚ダメージを引き起こす光毒性が高いため、ベルガモット使用後には日光から肌を守るように心がけましょう。

ネロリ

ネロリは、お正月の鏡餅の一番上に飾られている橙(だいだい)の花から作られたアロマ精油です。

橙の花から抽出したアロマがすべてネロリになるわけではありません。橙の花を水蒸気蒸留して抽出した精油だけがネロリと呼ばれています。

1キロの花から1グラムしか精製できない希少なオイルのため、他のアロマ精油より価格も高額なことが多いです。

ネロリは「天然の精神安定剤」とも称されるほど、心身のリラックス効果が高いアロマ精油です。香りの主成分は抗うつ作用・抗不安作用のあるリナロールです。

ゼラニウム

最後にご紹介するアロマ精油はゼラニウムです。

ゼラニウムは特に更年期やPMSなど女性特有のイライラに悩まされている女性におすすめしたいアロマです。

ゼラニウムに含まれている香り成分のゲラニオールには、女性ホルモンの分泌を助けてくれる働きがあります。女性ホルモンの低下により自律神経が乱れている人にはぴったりのアロマと言えます。

ゼラニウムのもうひとつの香り成分であるシトロネラールには緊張緩和作用や鎮痛作用があり、もちろん男性が使用しても効果を発揮します。

アロマテラピーの注意点

注意マークを持つ女性の手

今回ご紹介したアロマ精油を使ってアロマテラピーをこれから始めようとする人に、いくつか注意してほしいことがあります。

100%天然アロマ精油を使用する

アロマテラピーに使用するアロマオイルは、人工的な香り成分が混ざっていない100%天然アロマ精油を使用しましょう。

遮光ビンやパッケージに「エッセンシャルオイル」または「精油」と記載されていれば安心です。

肌に直接つけない

100%天然アロマ精油は植物成分が高濃度に凝縮されているため、肌への刺激も強く体内に浸透したときの影響も大きくなりがちです。

マッサージにアロマ精油を使用するときには絶対に原液のまま使用せず、ホホバオイルなどのベースオイルで薄めてください。

嫌いな匂いを我慢しない

アロマテラピーの一番の目的は、心地よい香りを嗅いでリラックスすることです。

香りには人それぞれ好き嫌いがあります。いくら効果の高いアロマ精油でも、嫌いなタイプの香りを我慢して嗅いでいたらリラックスできず逆効果になります。

アロマショップなど専門店であれば、ムエット(テスターの紙)で試香ができるお店が多いです。失敗したくない人は専門店であらかじめ好みの香りを見つけましょう。

まとめ

今回はアロマで自律神経を整える方法について解説しました。

自分の好みのアロマを見つけて、嗅覚から自律神経を整えていきましょう。

ライター紹介 | 杉田 Sugita
終活カウンセラー2級・認知症サポーター。父母の介護と看取りの経験を元にした、ナマの知識とノウハウを共有してまいります。

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