- シニア世代が携帯を持っていたのはすでに過去の話になりつつある
- 多くのシニア世代がSNSやWEBサイトを通じて情報を得ている
- 友人作りや終活にもシニア向けサイト・SNSが有効
「シニア世代といえば携帯電話」というのが従来のイメージだったかもしれませんが、現在は様子が様変わりしています。退職したばかりの60代の場合、実に半分以上の人がスマートフォンに移行し終えているというデータもあります。
「スマートフォンを持ってみたけど、どうやって楽しめばいいの?」と迷われているシニア世代も多いのではないでしょうか?
今回はそんなシニア世代に向けて、趣味の交流や友人作りに利用できるSNS・WEBサイトを解説します。これからスマートフォンを使いこなしてみようと思う方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
携帯からスマホにシフトしているシニア世代
総務省の「令和2年通信利用動向調査」によれば、60歳から69歳までのシニアで通信規格が5G以外の スマートフォンを持っている人は67.4%にものぼります。実に半分以上がスマートフォンを保有しているのです。
画像引用:総務省|令和2年度通信利用動向調査
70~79歳でも38.3%、80歳以上でも11.0%がスマートフォンを保有していることからも、「シニア世代が使うのはガラケー」というイメージは過去のものになりつつあります。
60歳以上の利用用途に関しては以下の画像から読み取れます。
画像引用:総務省|令和2年度通信利用動向調査
メールや地図、天気予報、ニュースなどを調べる目的が大きいのですが、それ以外にも「ネットショッピング」「ブログ」「ゲーム」「動画投稿」など、多様な用途でインターネットを楽しんでいることがわかります。
仕事探しにおすすめのシニア向けサイト
仕事探しにおすすめのシニア向けサイトは以下のとおりです。
マイナビ ミドルシニア
大手の人材サービス「マイナビ」が運営するミドル・シニア向けの求人サイトです。正社員からアルバイトや派遣までさまざまな職種が用意されているほか、大手らしく全国の求人が網羅されています。
「施設警備」「配送・デリバリー」などの職種や「短期・長期・午前勤務」など働き方に応じて特集が組まれているのも特徴です。希望の働き方について情報を集めやすいでしょう。
都道府県によってサイトのページが異なることで求人情報を絞りやすいため、地方在住者におすすめです。
■マイナビ ミドルシニア|公式サイト
全国シルバー人材センター事業協会
シルバー人材センターは「高年齢者の雇用の安定等に関する法律」にもとづいて、市区町村(原則)ごとに設置されている施設です。
60歳以上の人だけが登録して仕事を紹介してもらえ、働いたぶんだけ収入が得られます。
居住する市区町村内でできる短時間・短日数の仕事やボランティアを紹介してもらえるため、体力に応じた働き方が可能です。
■全国シルバー人材センター事業協会|公式サイト
グラン・ジョブ
アルバイト求人サイト「バイトル」の一コーナーとして開設されている、60歳以上の人を対象にしたバイト・パートの求人情報サイトです。
60歳以上に限定されていることで求人の総数は他社より少なめですが、その分だけ厳選されていて探しやすい特徴があります。
東京・大阪・名古屋などの大都市はもちろん、地方の求人や1日4時間以下の短時間勤務など、条件を指定してさまざまな案件を探せます。
■グラン・ジョブ|公式サイト
https://www.baitoru.com/lp/senior/
老後に人気が高い仕事ランキング|シニアが仕事を続けるメリットは3つ友達作りにおすすめのシニア向けサイト
友達作りにおすすめのシニア向けサイトは以下のとおりです。
ナビトモ
アクティブシニア向けのサイトです。2000年代初頭からシニア世代に愛され続けていて、すでに解説20周年を迎えています。もともとはシニア・ナビという名称でしたが、20周年を期に「ナビトモ」に変更されました。
サイト内にブログを開設して写真を投稿できるだけでなく、趣味が合う仲間とのサークル活動などシニア同士の交流を深めるイベントが開催されます。
事務局が主催するイベントも開催され、会員同士の交流を後押ししてくれます。
■ナビトモ|公式サイト
シニアサークル アッシュ
設立28年目を迎えたシニアサークルの老舗で、全国から住まいの地域のサークルを探せます。
交流会や趣味の集い、婚活、友活など、全国各地で出会いのイベント開催されるのも特徴です。
男女を問わない飲み会やキャンプ、温泉旅行、女性限定の女子会ランチまで、さまざまなイベントと出会えるでしょう。
■シニアサークル「アッシュ」|公式サイト
趣味におすすめのシニア向けサイト
趣味におすすめのシニア向けサイトは以下のとおりです。
趣味人倶楽部
株式会社オースタンスが運営する、趣味でつながりたい人向けのSNSです。
同じ趣味の仲間とネットでもリアルでも交流できることに重きが置かれていて、会員になることで趣味のコミュニティに参加できるだけでなく、自分でコミュニティを作って仲間を集うこともできます。
日帰り旅行やハイキングなど行動力のあるアクティブなシニア世代が多く、オフ会も積極的に企画されています。
■趣味人倶楽部|公式サイト
【2022年版】老後におすすめの趣味と最新トレンドを紹介ー男性編ー 【2022年】老後の趣味がコロナ禍で変わる|自宅で趣味を楽しむ方法ー女性編ー友人と交流したい人向けのSNS
友人と交流したい人向けのSNSは以下のとおりです。
アメリカ発祥のSNSで、全世界の29億人以上が利用しています。
アメリカ発祥のSNSといえばTwitterやInstagram、TikTokなど若者向けの印象が強いですが、その中にあってFacebookはシニア層の比率が高いと言われています。
理由として考えられるのは、利用者が自分の写真や詳しいプロフィールを登録できる点です。プロフィールを公開していることで安心度が高く、ネット文化に不慣れなシニアでも不安なく利用できます。
プロフィールには出身校や勤務先を入力することもできるため、「過去に在籍した学校や会社名を検索して昔の友人と久しぶりに連絡を取る」といった使い方も可能です。
■Facebook|公式サイト
らくらくコミュニティ
富士通コネクテッドテクノロジーズが提供する、会員数200万人以上を誇るシニア向けSNSです。
大きめの画面表示が特徴で、シニア世代が見にくいと感じやすいスマートフォンの小さな画面でも快適に操作できます。
日記や写真の投稿のほか、月に1回のフォトコンテストや健康情報の配信など、毎日覗いても楽しめるコンテンツが充実しています。
専門スタッフが24時間監視を行って不適切な内容があれば削除してくれるため、ネット初心者の方でも安心して利用できるでしょう。
■らくらくコミュニティ|公式サイト
https://community2.fmworld.net/
スローネット
「始める」「つながる」をテーマに、セカンドライフを楽しむアクティブシニア向けのSNSです。登録すると暮らしに役立つ情報がメールで届く機能があり、単純に読み物として楽しめます。
日記・写真の投稿など、SNSとして基本的な機能も網羅されています、さらに、Twitterのように日常の気持ちを短文で発信できる「つぶやき」機能や、楽しめた投稿に「いいね!を押せる機能があるのも嬉しいポイントです。
■スローネット|公式サイト
スロー&ハッピー
スロハピ株式会社が運営する、ミドル世代・シニア世代のためのSNSです。
写真投稿コーナーの「Imadokiイマドキ」では、お気に入りの写真を撮ったらすぐにサイト上でシェアすることができます。
ブログでは「お金/投資」「仕事」といった老後生活に関するテーマに加えて、「終活」に関するカテゴリーがあるのが特徴です。サブカテゴリ―として「お葬式/供養」「介護」「介護保険と介護サービス」「年金」「相続」があるので、これらに関心を持っている方には貴重な情報源になるでしょう。
■スロー&ハッピー|公式サイト
シニアのスマホデビュー|使いやすいスマホの特徴とおすすめの利用方法まとめ
今回はシニア世代に向けて、趣味の交流や友人作りに利用できるSNS・WEBサイトを解説しました。
ひとくちに「シニア向けサイト・SNS」といっても、その種類は様々です。日記を投稿できたり趣味が合う仲間と交流したりという基本的な機能のほか、「終活」「読書・映画鑑賞」など特定のジャンルに強いサイトもあります。
この記事を起点に、ご自身に合うSNSやWEBサイトがあるかどうか探してみてはいかがでしょうか?
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