将来のスムーズな相続をサポートする終活アプリ「そなサポ」▶︎CHECK

【2022年】高齢者と高齢者家族におすすめの本を紹介|楽しみながら役立つ27冊

読書をする女性

この記事のサマリ
  • 高齢者へのおすすめ本は趣味・脳トレ・健康作りなど
  • 高齢者家族へのおすすめ本は介護・相続など
  • インターネットは役に立つが本には本の楽しみ方がある

読書は多くの方が楽しんでいる趣味のひとつです。

また書籍は、楽しむだけでなく読む方に有益な情報を与えてもくれます。

今回は高齢者におすすめの本と、高齢になった親を持つ家族におすすめの本をご紹介します。

高齢者向けのおすすめ本をジャンル別に紹介

まずは高齢者におすすめしたい本を、ジャンル別に3冊ずつご紹介します。

高齢者が元気をもらえる本3選

リビングでくつろぐ外国人老夫婦

例え高齢者と呼ばれる年齢になっても、精神的にも肉体的にも張りのある生活を送っているアクティブシニアの存在は見ているだけで元気をもらえます。

三浦雄一郎「歩き続ける力」

65歳で余命宣告を受けたにもかかわらず再起し、80歳でエベレストに登頂した著者の取り組みが記されています。

何歳になってもチャレンジは可能と思わせてくれる本です。

木村眞由美「私はわたし、80過ぎてもおしゃれは続く」

79歳になってからインスタグラムを始め、エスプリの効いたファッションで若い人からも「憧れの先輩」と大人気になった神戸在住マダムのファッション本です。

高齢女性ならではのスタイルやコーディネートが参考になります。

瀬戸内寂聴「老いも病も受け入れよう」

2021年に亡くなった著者が94歳のときにガンが見つかり闘病した際の闘病記です。

加齢による衰えや病気は避けられなくても、すべてを受け入れ前向きに乗り切ろうという気持ちにさせてくれます。

高齢者が趣味を楽しむ本3選

本を読む女性

時間に余裕のある高齢者は、趣味の時間も十分にとれます。

若い頃から続けている趣味だけでなく、これまで試したことのない趣味へのチャレンジもおすすめです。

老後に趣味を持つことの重要性や、高齢者におすすめの趣味などについては以下の記事でも紹介しています。

trecking 老後の趣味の見つけ方。これから優先したいことは「趣味」が5割

「やさしい大人の塗り絵」シリーズ

風景画・草花・動物など多彩なジャンルの塗り絵がシリーズ本として出版されています。

大人向け塗り絵の本は多くのシリーズが存在しますが、この「やさしい大人の塗り絵」シリーズは大型本で文字サイズも大きく、初めての方や高齢者でも塗り絵が楽しみやすくなっています。

夏井いつき「夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業」

テレビ番組の俳句コーナーで人気になった著者の初心者向け俳句入門書です。

番組をきっかけに「俳句に挑戦してみよう」と考えた未経験者に向けて、わかりやすく俳句の作り方を指南しています。

髙木 絢子「シニアのためのバラ栽培―マダム髙木の15の知恵」

84歳のシニア薔薇愛好家が、実は大変な肉体労働である薔薇栽培をどうやって加齢に負けずに継続しているかをエッセイ調で記述しています。

薔薇栽培を趣味にしている高齢者にとって役立つだけでなく、人生の指南書としても役立つ本です。

高齢者の脳トレに役立つ本3選

漫画の吹き出しが頭に浮かぶ男性

クイズやゲーム形式で脳を活性化させる、いわゆる「脳トレ本」は多数の書籍が出版されています。

1冊だけで終わらせず、いろいろな脳トレ本を使って楽しく脳に刺激を与え続けましょう。

デイサービスたまや「思わず解きたくなる脳のための毎日テスト」

デイサービスで実際に出題された脳トレ問題を1冊にまとめた本です。

問題が掲載されているだけでなく、解答者の個性にあわせて作れる問題作成シートも用意されています。

川島隆太 (監修)「脳が活性化する 大人のえんぴつ書写 脳ドリル (元気脳練習帳)」

「なぞり書き」には脳を活性化させる働きがあるそうです。

本書では百人一首や有名な俳句などの多くの人が知る名文を使い、記憶をよみがえらせる脳の刺激となぞり書きによる手の刺激が2種類与えられます。

児玉光雄「5分間脳トレ ―「解くだけ」で脳が10歳若返る!」

脳の機能低下を防ぐパズルが148問出題されています。

1問あたりにかかる時間は5分だけなので、体力がおとろえて集中力が途切れやすくなった高齢者でも取り組みやすくなっています。

高齢者の健康をアップする本3選

筋トレをする外国人女性

高齢者がいきいきと生活するためには、健康がまず第一です。

以下の記事では高齢者におすすめの筋トレ方法を紹介しています。おすすめ本とあわせて参考にしてください。

高齢者におすすめの筋トレ|寝たきりを防ぐためのトレーニング

「70歳からのゆる~い筋トレ&ストレッチ」

専門トレーナーがマンツーマンでストレッチ施術を行う「ストレッチ専門店ストレチックス」がおすすめする、70歳以上の人のためのゆるやかなストレッチ方法指南書です。

大きな文字とわかりやすい写真で解説しています。

岩﨑啓子「一生スタスタ歩きたいなら、たんぱく質をとりなさい-フレイルを防ぐ 健康長寿食&高たんぱくレシピ」

管理栄養士の著者が老年医学の専門家の監修をもとに考案した、フレイル予防に役立つたんぱく質たっぷりの簡単レシピ集です。

順天堂大学医学部健康スポーツ室「順天堂大学医学部 健康スポーツ室式 長生き部屋トレ」

大学病院の健康スポーツ室が開発した、医学的エビデンスに基づいたトレーニング方法が掲載されています。

いずれも自宅の部屋で行えるトレーニング法なので、なかなか外出できない状況であっても健康な体をキープしやすくなります。

高齢者がいざという時に備える本3選

聴診器と家の模型

高齢者になると体が老化し、病気の確率も上がります。

万が一のときに冷静に対処できるよう、あらかじめ対処法を知っておきましょう。

秋下 雅弘 (監修)「ぜんぶわかる 高齢者のからだと病気」

高齢者の身体の特性と病気のしくみ、治療法を豊富な図柄でわかりやすく解説しています。

岩田充永「高齢者救急―急変予防&対応ガイドマップ」

高齢者の健康が思わしくないときに、背後に重い病気が隠れていないか、緊急対応が必要かどうかをチャートで判断できるガイド本です。

井上登太「5分以内で助けよう! 誤嚥・窒息時のアプローチ」

高齢者の食事介助で誤嚥・窒息が発生したときの対処法、誤嚥を防止する介助のしかたなどがイラスト付でわかりやすく説明されています。

高齢者の終活に役立つ本3選

人生のゴール地点が見えてきた高齢者にとっては、終活は最後の重要なミッションです。

終活については当サイトでも以下の記事など多くの情報を紹介しています。検索バーで「終活」と検索して探してみてください。

終活とは?3つのメリットと7つの手順を紹介

金子稚子「アクティブ・エンディング:大人の「終活」新作法」

配偶者の死を看取った著者が、終活に必要なことは葬儀や墓の準備よりも「生き方」の決定であると、終活の考え方を示した指南書です。

菊田あや子「エンジョイ! 終活」

暗いイメージで捉えられることも多い終活を明るく・前向きに取り組んで、より明るく充実した人生を送るための方法が記されてます。

國安耕太「おひとりさまの終活「死後事務委任」―これからの時代、「遺言書」「成年後見制度」とともに知っておきたい完全ガイド」

身近に頼れる親族がいないおひとりさまが、死後の身じまいを生前にどう準備しておけば良いかを、法律のプロが解説しています。

高齢者家族を持つ人向けのおすすめ本を紹介

高齢者におすすめの本を紹介した後は、親が高齢になり色々な不安を抱えている人におすすめの本も紹介していきましょう。

親の介護に役立つ本3選

ソファーで本を読む女性

高齢の親の介護は、いざ始まってから「何をしたら良いかわからない」と慌てだすのが世の常です。

当サイトでも介護に関するさまざまな情報を掲載していますので、以下の記事などもあわせて参考にしてください。

介護休業制度をご存知ですか?制度の内容や給付制度などを解説

鳥居りんこ「親の介護をはじめる人へ伝えておきたい10のこと」

両親を介護の末に看取った著者の実体験をもとに、親の介護で必要な心構えを記しています。

太田差惠子「親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと」

親の入院や介護が必要になったときにどうすれば良いか、具体的な対処方法と活用できる制度などについてわかりやすくまとめられています。

工藤広伸「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

自身でも親の遠距離介護を行っている著者が、遠距離介護に特化した介護のノウハウを記した本です。

著者のブログ「40歳からの遠距離介護」も参考になります。

親の気持ちがわかる本3選

机に突っ伏して考え事をする女性

加齢による身体の変化や認知症などの理由により、親とうまくコミュニケーションがとれずイライラしてしまう場合があります。

親と子のお互いの関係性を悪化させないよう、老化が心身にどのような影響を与えるかを知っておきましょう。

平松類「老人の取扱説明書」

若年層から見た「高齢者の困った言動」の理由を解説し、予防法や改善方法の紹介、親との上手な付き合い方を解説しています。

「認知症世界の歩き方」

認知症による心身機能障害を44に分類し、それぞれをユーモラスなイラストでわかりやすく解説した認知症のガイドブックです。

楽しみながら認知症について学ぶことができます。

長谷川和夫「ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」

認知症の代表的な検査手法である「長谷川式スケール」を開発した著者が、自らが認知症になったことで「患者目線」で認知症の歴史や医療について綴った本です。

親の死後手続きと相続に備える本3選

葬儀の香炉と花

家族が亡くなった後にはさまざまな死後手続きが必要になります。また遺産相続については、できれば親の生前から対策しておきたいものです。

当サイトでは遺産相続についてさまざまな角度から役立つ情報をお送りしています。「相続」のメニューでまとめてお読みになれますので、ぜひ参考にしてください。

「相続」の記事一覧|そなサポ

曽根恵子「エンディングノート付き【図解】身内が亡くなった後の手続きがすべてわかる本 2022年版」

親だけでなく家族や親族の死後の手続きについて、葬儀・保険・年金・相続のテーマ別にわかりやすく解説しています。

自分自身の終活にも役立てられるエンディングノートが付録でついています。

橘慶太「ぶっちゃけ相続 日本一の相続専門YouTuber税理士がお金のソン・トクをとことん教えます!」

Youtuber(ユーチューバー)としても活躍している相続専門税理士が、相続税を節税するための方法を事例を交えて詳しく解説しています。

佐藤良久、他「相続不動産のことがよくわかる本」

相続のプロと不動産のプロ7名が、それぞれの見地から不動産相続について解説しています。

まとめ

BOOKと書かれたカバーがかかった本

今回は高齢者と高齢者家族がそれぞれ楽しみながら人生に役立てられるおすすめの本を、合計27冊紹介しました。

現代ではインターネットを使って多くの情報が得られますが、本には本の役割と楽しみ方があります。

それぞれを使い分けて、知識を得る喜びと楽しみを持ちましょう。

ライター紹介 | 杉田 Sugita
認知症サポーター。父母の介護と看取りの経験を元にした、ナマの知識とノウハウを共有してまいります。

そなサポ
「そなサポ」は、大切な資産や継承者を事前に登録することで、将来のスムーズな相続をサポートするもしもの備えの終活アプリです。

受け継ぐ相手への想いを込めた「動画メッセージ」を残すことができるほか、離れて暮らす子どもたち(資産の継承者)に利用者の元気を自動で通知する「見守りサービス」もご利用できます。

▶︎今すぐ無料ダウンロード!